狂犬病

狂犬病(きょうけんびょう、英語: rabies)は、ラブドウイルス科リッサウイルス属狂犬病ウイルス (Rabies virus) を病原体とするウイルス性の人獣共通感染症である[1]などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病または恐水症 (hydrophobia) と呼ばれることもある(実際は水だけに限らず、も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣等を起こす)。

毎年世界中で約5万人の死者を出しており、その95%以上はアフリカアジアである[1][2]。感染した動物に噛まれた人の40%は、15歳未満の子供であった[1]。ヒトからヒトへの伝播がなく大流行に繋がる恐れもないことから、感染症対策の優先度が低くなる傾向がある[3]

日本では、感染症法に基づく四類感染症に指定されており(感染症法6条5項5号参照)、イヌなどの狂犬病については狂犬病予防法の適用を受け(狂犬病予防法2条参照)、また、ウシウマなどの狂犬病については家畜伝染病として家畜伝染病予防法の適用を受ける(家畜伝染病予防法2条及び家畜伝染病予防法施行令1条参照)。

日本では咬傷事故を起こした動物は狂犬病感染の有無を確認するため、捕獲後2週間の係留観察が義務付けられている。係留観察中の動物が発症した場合は直ちに殺処分し、感染動物の組織から蛍光抗体法でウイルス抗原の検出を行う[4]

wikipediaから引用